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目に見えない放射能の恐怖なんて映画の中だけの世界だった。 ゴジラは原子力の申し子で放射性物質を食べて生きているし 黒澤明の最後の作品「夢」にいたっては、浜岡原発が爆発して 色の着いた「見える放射能」が目の前に迫ってきてストロンチウム90が黄色 プルトニウムが赤くてセシウム137が紫色。 子供を抱いた根岸季衣が「安全だって言って原発を作った奴らを私は 許さないよ。縛り首にしてやりたいよ」 それを聞いた井川比佐志が「大丈夫ですよ、それは放射能がちゃんと やってくれますから」 うーん、黒澤明は夢ですべてを見てしまっていたんだな。 実際にはその原発を作った奴らは、海外に家族を逃がしたりで 世の中はそんなに公平じゃないだろう。 福島原発の危険性をずっと説いていた学者は「今、私たちの選択肢は3つ」 「何も気にせず生活していくか、気にしながら生活するか、逃げるかだ」 城南島で東京の下水道汚泥を燃やしているが、どうやらそのプラント内部の 放射線量が2マイクロシーベルトと通常の50倍近い値だったようだ。 最近は東京の放射線量が上がっているのはそのせいだったのか? 民主党の若い都議会議員が問題提議してわかったことだ。 なんか、民主党の代議士がそういう声を挙げているのをみて、安心する。 安全だ、安全だと嘯く人たちばかり見ていたせいだろうか。 共産党や社民党のおばちゃん女性代議士が騒いでいてもダメなのは 「なんかまた騒いでるな」と「狼が来たぞ」的なところがあるからなのか。 まあ、騒ぐのが仕事、逆にあなたたち騒がなきゃ誰が騒ぐの?だしなあ。 なわけだから、いつも騒がない立場の人が騒ぐと真実味が増す。 とにかく親としては、なんとかして子供を守りたい。 ぼくは2番目の「気にしながら生活する」をしていくのだろう。 ストレスがかかるがしょうがない。 気にしながら、騒ぎながら、あたふた、バタバタしながら生きていく。 「夢」で、逃げまどう人たちの中で井川比佐志が言ってた。 「狭い日本なんだ、どこへ逃げたっておんなじさ」
by chromet
| 2011-06-10 01:26
| 写真日記
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